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「学校安全の日」を踏まえた防犯訓練を実施

2022/6/17

 6月8日は、平成13年に発生した附属池田小学校における痛ましい事件をふまえて大阪教育大学では「学校安全の日」とされています。平野地区においても、その教訓を忘れないために防犯訓練を実施しました。また、6月9日には大阪府平野警察署の方々にもお越し頂き、平野五校園の安全主任と管理職とが集まり、学校安全管理委員会を開催しました。委員会では、防犯訓練のふり返り、学校の安全体制の確認を行い、警察の方からは多くの助言を頂きました。

 防犯訓練では、全教職員・生徒が参加し、実際に不審者が侵入してきたことを想定して行いました。生徒の安全を第一に考え、訓練は教職員・警備員・警察署の方々・大学・平野地区五校園が連携して行っています。不審者対応の場面では、さすまたを実際に使用し、訓練後は警察の方々から具体的な指導も頂きました。生徒は、避難訓練を実施し、安全講話の後、全員で黙とうをささげて、亡くなった児童の冥福を祈りました。

 訓練後、当時の事件概要を読んだ生徒は「事件の状況が伝わってきてすごく怖くなったし、もし自分がその場にいたらパニックにならないか不安に思った。落ちついて対応できるように、きちんと訓練をすることが必要だと思った」と訓練の重要性を再認識する感想も寄せられました。

 附属池田小学校での事件から21年が経過しましたが、二度と悲惨な事件が起こらないように、そして事件での教訓を風化させないように、平野校舎では今後も学校外の機関と密に連携をとり、学校安全のさらなる強化を図っていきます。

(※写真は防犯訓練当日の様子です。平野地区の教職員・警備員・事務等が連携して対応をしている場面で、警察の方々にも訓練に立ち会って頂きました。)