11月17日（木）5限に、地震による水害警戒レベル４発令を想定し、安全確保のための３階以上へ全校生徒・教職員で避難を行う防災訓練を実施しました。今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で、隣接する幼稚園や中学校と合同で垂直避難を実施し、避難経路や放送等で混乱がないか課題設定をし、検証を行いました。訓練を実施するにあたっては幼稚園・中学校・高校の学校安全主任・管理職、大阪市消防局の方々と打ち合わせと安全点検を行い、事前準備や子どもたちへの事前指導にも力を入れました。訓練当日は、大阪市消防局の方３名にもご来校頂き、総合な災害対応力の強化を図りました。

　高校生は、災害時において、地域の自主防災組織や家庭での貴重な力となる可能性があります。災害時の被害を軽減させるために、高校では訓練や防災学習で得た知識・経験を地域・家庭で生かすことができるように、大阪市危機管理室や平野区役所のご協力により、『市民防災マニュアル令和４年８月版』・『大阪市水害ハザードマップ』・『平野区防災マップ』を配付し、家庭・地域での防災・減災について考えるきっかけ作りとして活用しました

　平野校舎では、防災力の一層の向上を図るため、本訓練で発見した課題について、大阪教育大学や近隣学校、地域、消防署等関係機関と日ごろから連携し、討を前に進めているところです。今後も地震などへの災害対策、防災への取り組みを充実させ、より安全で安心できる学校づくりに努めてまいります。

※写真は、教室にて防災学習を行い、消防署の方からの講話を放送で受けている様子です