12月25日、27日、28日の3日間に渡り、2年生希望者4名が大阪大学理学部に行き、分子生物学実習に参加しました。

参加者は本校以外の生徒も含めて20数名で、以前本校理科で教鞭を取っておられた大阪大学研究員の吉本和夫先生を中心とした、大阪大学学部生と大学院生十数名からなるチューターチームによるきめ細かい指導を受けました。

生徒たちは、夏休みに本校で実施したタンポポDNAを用いた実習や、吉本先生からの事前講義や課題などに取り組んだのち、今回の実習に臨みましたが、大腸菌と遺伝子組換えDNAを使った分子生物学の実習を進めながら、チューターと思考のキャッチボールを繰り返しました。

すぐに答え合わせをするのではなく、時間をかけて思考の過程を楽しむというコンセプトのもと、初日はわからないことも多く、戸惑いが見られましたが、最終日には生徒間で活発に議論する姿が見られ、最後の発表会では、チューターや他校生を前に、実習の結果と考察を堂々と発表していました。

生徒たちは、吉本先生によるダイナミックなキャリア教育の訓話や、他の参加者との意見交換に大いに刺激を受けることができ、それぞれの人生の歩み方にもインパクトを与える貴重な3日間となりました。