本校の2年生2名らが作成したカテキンによるカビの生育抑制作用に関する研究論文(1)が、食生活全般を網羅する専門誌である「食生活研究」2022年第2号に掲載されました。
この研究は、大阪教育大学附属平野中学校に在籍していたときに、総合的な学習の時間で取り組んだ「水筒に見られるカビの研究」を、帝塚山高校の生徒と共同で追研究したもので、カビの研究で知られる大阪市立自然史博物館外来研究員・浜田信夫先生の指導の下、行われたものです。
カテキンが飲料に含まれる程度の低濃度のカテキンでも、カビの生育抑制に効果があること、また、カビが阻害を受けると色素を出すことは、専門家にとって興味ある結果であり、今後の様々な実験に活用可能なデータとして高く評価され、今回の掲載に至りました。
(1)『茶類に含まれるカテキンによるカビの生育抑制作用 ~ティータイムは健康をつくる~』 食生活研究.42:114-120(2022)