６月８日（木）に防犯訓練を実施しました。

平成13年に発生した附属池田小学校における痛ましい事件をふまえて大阪教育大学では６月８日を「学校安全の日」としています。平野地区においても、その教訓を忘れないために、平野五校園・大学、関係機関と連携しながら防犯訓練・黙とう・防犯学習等を行いました。

防犯訓練は、平野警察署・消防署のご協力のもと、危険物を所持した不審者（警察の方が犯人役）が小学校に侵入をしたことを想定し、緊張感のあるなかで行われました。

訓練後、学校安全管理委員会を開催しました。平野五校園の安全主任と管理職、PTAの方が集まり、防犯訓練の動画等も見ながら、学校の安全体制の確認を行い、警察・消防の方から指導・助言を頂きました。また、職員研修では、警察の方からさすまたの効果的な使い方等を直接ご指導いただきました。

　生徒からは「決められたルールや避難方法で行動できたが、実際に事件が起こったとき、スムーズに動けるだろうか。登下校のときには、地域の方への挨拶も大切と思う。」「夜遅くにひとりで帰るとき、特に気を付けたい。防犯グッズや人通りの多い道を意識したい。」などの感想がありました。平野五校園では、高校生が最年長として、幼稚園児や小学生等に手をさしのべられる存在にもなってほしいと考えています。

附属池田小学校での事件から22年が経過しましたが、二度と悲惨な事件が起こらないように、そして事件の教訓を風化させないように、平野校舎では今後も関係機関と連携をとり、さらに学校安全の強化を図ってまいります。

（写真は、防犯訓練後の講話、教員研修会における警察の方によるさすまた指導、安全管理委員会の様子です）