HOME > 校舎主任挨拶

大阪教育大学附属高校平野校舎正門には、「SGH(スーパーグローバルハイスクール)からWWL(ワールドワイドラーニング)拠点校へ」という横断幕を掲げています。

生徒も教員も、登下校時に仰ぎ見て、「新しい国際社会をリードし、世界で活躍するイノベーティブなグローバルリーダーを育成する」すなわち、21世紀のリーダーを輩出するだけの教育力を備えた学校として認められ、期待されていることに責任と自負を新たにしているのです。

大阪教育大学附属高等学校平野校舎は、1学年3クラスの小さな学校です。しかし、このSGHからWWLによる、真の意味での教育改革を進めている極めてパワフルな学校です。

そもそもWWLでは、カリキュラム開発や海外連携のため、外部のアドバイザーを置くことを義務づけられていますし、コンソーシアム(連携校)を構築しますから、国内外の多様な仲間たちとの協働が可能になります。一つの学校では、その集団の均質性から自由になることはできませんが、この仕組みによって、本校では、発展的で、社会に開かれた学びを実現することができているのです。それを可能にしたのが、SGHの中で確立した探究学習プログラム「平野メソッド」です。このプログラムで育成を目指す力は、課題解決力、コミュニケーション力、多文化理解力、セルフマネジメント力です。4つの力の総体は、「生きる力」として育まれ、今年度、傾向が大きく変わった大学入試でも、一般入試はもちろんのこと、総合型・学校推薦型の入試において、著しい成果を上げています。進学先の大学でも「附属平野の卒業生は、課題を自分事として取り組むことができる。また、取り組むためのツールを活用することにも優れている」と、高い評価を得ています。

また、今後、休日等の部活動に学校が関わらなくなることが報じられ、部活動が十分にできないと不安に感じている人がいるかも知れませんが、本校では、地域・生徒会・学校・PTAの4者で、地域による組織「ひらの倶楽部」が創設され、現在、部活動等の支援について前向きな検討が始まっています。

さらに、本校は、大学の附属であることから、探究的学びには、その道のプロである大学教員の指導を受けることもできますし、さらに、大阪大学、大阪公立大学とも連携して、最終的には、AP(大学の先取り学習&単位認定)も視野に入れたカリキュラムも想定した新しい後期中等教育を模索しています。そして、Society5.0 に向かう生徒と教員のための「学びの共同体」を構築していきます。

この創造的な学校づくりに、参加してくださる方を歓迎します。