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 2020年、世界はこれまで経験のない過酷な状況に直面しました。その状況に対応するため、社会の変化は急速に進んでいます。インターネットを介した学習や、オンラインでのコミュニケーションは、いまや一つのスタンダードになっています。このような時代においては、しっかりした基本、確かな基礎学力の上にたちながらも、社会の変化に即応して新たに物事を学び、捉えなおすことのできる柔軟な知性と体力が必要です。

 「自ら学ぶ力」…かつて“新しい学力観”と言われた資質・能力が、次の社会を切り開く力として、あらためて重要視されています。平野校舎では、これまでも、カリキュラム全体を通して、このような、“生きて働く力”の獲得を目指してきました。それはある意味で時代を先取りしてきたと言ってもいいでしょう。

 平野校舎は、1学年3クラス(120名)という少人数の学習環境で、これまで一貫して生徒一人ひとりの多様性を大事にした教育に取り組んできました。学校教育目標である「創造探究」「自主自立」の精神は、教科の学習のみならず、学校行事や生徒会活動、クラブ活動などすべての場面で強く意識され、その結果、生徒の自己学習力は3年間で大きく伸びてゆきます。

 また平野校舎は、平成27年度から文部科学省「スーパーグローバルハイスクール(SGH)校」に認定され、グローバル化社会でリーダーシップを発揮できる人材育成のプログラム開発に取り組み、全生徒による【課題研究】、全教科における【アクティブ・ラーニング】、ルーブリックを活用した【評価指標の開発】などで着実に成果を挙げました。そして、令和2年度からは、SGHの後継事業であるWWL(ワールドワイドラーニング)コンソーシアム構築事業の拠点校に指定され、さらに国際的な活動を展開しながら、次世代をけん引するイノベーティブなグローバルリーダーの育成を本格化させています。大阪教育大学はもとより、国内外の大学や、企業等との連携・協働を通して、生徒たちは現代社会の様々な課題=グローバルイシューの解決に向かう力を身に付けるべく、連携する国内外の高校生とともに、高い意志をもって学んでいます。

 さらに、ここ平野地区には、本校舎に隣接する附属平野中学校、附属幼稚園をはじめ、附属平野小学校、附属特別支援学校があり、これら五校園で連携を図りながら教育研究に臨んでいます。こうした学びの環境は、生徒たちがソーシャルインクルージョンの理念を学ぶためにもふさわしい環境と言えます。

 私たちは生徒一人ひとりの思いを大切にし、その無限の可能性を信じて、未来を切り開く若者らしいチャレンジを全力で応援します。そして、ここ平野校舎での学びが、生涯生きることを、心から願っています。

校舎主任 佐藤賢司