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2023年度 カンボジア研修

2023/8/22

 2023年8月16日(水)~8月21日(月)、1,2年希望者37名がカンボジア・シェムリアップで海外研修を行いました。この研修では、海外で支援活動を行っている一般社団法人やNPOなどを訪問して社会貢献活動の現状と課題などについて学んだり、博物館などの見学を通してカンボジアの歴史や平和などについて考えたりしました。主な行程や活動内容は以下の通りです。

8月16日(水)
 関西空港からカンボジア・シェムリアップ空港へ。その後ホテルに到着。

8月17日(木)
 現地の市場を見学した後、KUMAE(一般社団法人)を訪問。法人設立の背景や現在の活動(バナナペーパーの作成、養鶏・昆虫食など)の講義を聴講しました。KUMAEの近くにはカンボジアから集められるゴミ山があり、ゴミ山の現状などを見学しました。その後トンレサップ湖に向かい、船上から、ほとりに立つ高床式住居とそこで暮らす人々の水上生活のようすを見学しました。夜はオールドマーケットにて夕食と買い物をしました。

8月18日(金)
 IKTT(クメール伝統織物研究所・伝統の森)を訪問し、伝統工芸のクメールシルクの復活に尽力した森本氏の活動や現在の取り組みなどについて話を伺い、シルクハンカチの染色体験を行いました。その後、バイヨン中・高校に移動し、折り紙など日本文化の紹介やカンボジアの正月に行われる壺割り体験などをしながら、現地の中・高生と交流しました。また、本校の教員がバイヨン高校1年生に対して化学の実験授業を実施し、本校生もその授業に参加して現地の高校生と一緒に学びました。夕食では、カンボジアの伝統舞踊のアブサラショーを見学しました。

8月19日(土)

 午前中は「クーレンエレファント」と「生物多様性センター」に分かれて活動しました。クーレンエレファントでは、保護された象の餌やりや散歩体験を行い、生物多様性センターでは自然に返すことのできない動物の保護活動を見学しました。続いて、CMAC(地雷博物館)でカンボジア内戦の惨禍につい学び、現在でも残る地雷の撤去作業の実情を知りました。その後、スバエク孤児院を訪問し、伝統の皮革工芸の作成体験を行いました。
  夜は再びオールドマーケットにて夕食をとり、買い物をしましたが、現地の乗り物であるトゥクトゥクに乗ることもできました 。

8月20日(日)
  現地最終日は、アンコール遺跡群(アンコールトム遺跡、タ・プローム遺跡、アンコールワット遺跡)を見学。ガイドの説明を聞きながら、古代カンボジアの歴史に触れました。特に、アンコールワットでは回廊を巡りヒンドゥー教のレリーフの見学などもしました。その後、深夜便にて日本へ帰国(8月21日)しました。